荒神山醸造所は、滋賀県立大学環境科学部環境建築デザイン学科の白井宏昌教授を中心とした設計チームにより建築。荒神山周辺の景観に溶け込む木造平家建、自然風を利用した換気システムなど環境に配慮し設計しました。
また、滋賀県立大学の学生にアプローチのヨシ床と壁面のヨシ壁、家具、サインなどの設計・制作を協力いただきました。

DESIGN・CONCEPT

雄大な田園と荒神山の間に位置する本醸造所は、琵琶湖からの風を取り込むように設計された2枚の屋根によって形作られる建築です。

FUNCTION

湖岸側にビールの醸造を行う加工および、そこで作られたビールを試飲できる空間を、荒神山側にはそれらの機能をサポートする空間を設けています。

STRUCTURE

本醸造所は幅40mmの杉材で出来た木材を組み合わせることによってできる柱・梁のフレームを15セット並べることによって空間の骨格を形作っています。

ENVIRONMENT

湖岸側の柱間スリットから取り込んだ琵琶湖からの風は、加工室および直売所上部に設けられた開口を通り自然換気を行います。 特に、荒神山側に設けられた2つの屋根スリットは、その周辺の空気を負圧にし、この自然換気を促進する役割を果たしています。

設計チーム

意匠設計(全体計画、諸室配置、外装、内装)

基本設計:白井 宏昌(滋賀県立大学 環境科学部環境建築デザイン学科 教授)
実施設計:東福 大輔(零三工作室、滋賀県立大学 非常勤講師)

構造設計(架構システム、地盤改良の有無)

基本設計:陶器 浩一(滋賀県立大学 環境科学部環境建築デザイン学科 教授)
実施設計:高橋 俊也(高橋俊也構造建築研究所)

環境設計(機械換気と自然換気)

基本設計:金子 尚志(滋賀県立大学 環境科学部環境建築デザイン学科 准教授)
外構設計:村上 修一(滋賀県立大学 環境科学部 環境建築デザイン学科 教授)